ガラスとは
普通、ガラスの主な原料は「シリカ」でガラスの原料の全体の、およそ70~80%を占めています。クリスタルガラスの場合は、50~60%くらい。)
シリカというのは材料で言うと、珪石、珪砂です。
ただし、シリカだけでガラスを作り形成するには、高い温度(1700℃以上)が必要になり、しかもこのガラスは水に溶けやすいです。
そこで、溶ける温度を下げる成分と、水に溶けにくくする成分(勿論、その他の不純物も入っていますが)を残りの20~30%加えてガラスにします。
水に溶けにくくする成分は石灰を加え、更に低い温度で溶かすためにソーダ(炭酸ナトリウム)を加えた物を、ソーダ石灰ガラスと言います。
更にカリを加えたものを、カリ石灰ガラスと呼びます。
クリスタルガラスは、ソーダや石灰の替わりに鉛を加えたものです。
ガラスボールと化学成分と物理性質
粉砕、分散(研磨)用ガラスメディア
GJ-I 汎用タイプ
透明度と化学的な安定性がよい、値段も安い粉砕メディアです。
一般的な原料の粉砕材料として使用されています。ブラスト材料と反射材料にも使用可能です。
GJ-II 増強タイプ
ほうけい酸ガラスビーズです。
強靭性、耐摩耗性、化学的な安定性が優れる。PH7.2.粘度が低い物質に適応。
ブラストビーズとしても使用可能です。
GJ-III 耐磨耗タイプ
酸化ジルコニウム・ガラスビーズです。
比重が大きい、強度が高い、耐摩耗性や化学的な安定性もよいビーズです。
中、高質粘度の分散物、固い物質及び超微細分散物の乾式分散と湿式分散に使用します。
加工装置に対する摩損が少ないです。
GJ-Ⅳ 高白色度タイプ
無色、透明、強度が高い、耐摩耗性と化学的な安定性が優れるビーズです。
高級物質及び純白色物質の研磨に使用します。
使用説明:
- 粉砕対象物の粘度、硬度、分散粒徑及び粉砕要求により相応しい品種や規格のビーズを選ぶ。
- 分散時、前もってガラスビーズと粉砕装置の内壁を清潔する。
- 先ずは被粉砕物を加工装置に入れ、後は少数量のビーズを入れる。
装置が回転してから、だんだんビーズの充填量を増えます。
充填量は普通装置容積の70~85%程度です。 - 容器には粉砕原料がない場合、長時間にビーズを回転させないで、高速回転中、撃砕される恐れがあるからです。
- 装置は暫く回転してから、適量にビーズを添加する必要があり品質と効率を守るためです。
精密研磨ガラスボール
精密ガラスビーズは化粧品、清潔剤、薬品などの噴霧器のノズルボール弁と機械ローラーボールとして使用され、
無毒、防腐、経済的な特色があります。お客様のニーズにより加工も可能です。
装飾用ガラスビーズ
装飾用ガラスビーズは無毒、安全性が高く、工芸品、建築装飾材料に使用されています。
プラスティング用メディア
金属部品を清潔するグリットブラスト装置に使用されています。金属部品のクリーニング加工、ギアやバネなどのピーニング加工、部品のスケール除去など。表面を研削汚染することなく、加工ムラが起きにくいメリットがあります。